串田和美版『ファウスト』の稽古をのぞきに来ませんか?

茅野市民館マルチホールでは今、
『FAUST2010 in Chino』という演劇の稽古が真っ盛り。
その稽古の様子を見学し、
2度、ブログにアップしてくださった方を、ゲネプロにご招待しちゃいます。
ゲネプロというのは本番さながらに行なう通し稽古のこと。
作る過程を知っているとこれがもっと面白く観られるんです。

なんでこんな企画を考えたのかって?

それは普段、演劇を見たことのない皆さんに演劇の面白さを知ってほしいから。
日常では体験できない不思議な世界をのぞいてほしいから。
そして皆さんのブログにアップしていただくことで、串田和美版『ファウスト』を宣伝して、一緒に盛り上げてほしいから。
少しでも気になったブロガーのみなさん、まずは「こちらのフォーム」にご一報くださいな。

2010年09月20日

見ました、ファウスト!

 串田和美まつもと市民芸術館芸術監督がこだわりの『ファウスト』を茅野市民館で製作、18日から幕を開けました。


 魂を悪魔に売って、思いのままに生きようとする実在した人物を描いた『ファウスト』は、ゲーテの戯曲が有名ではありますが、ゲーテが書いたきっかけとなった民間伝承、庶民のあいだで伝わってきた小話のほうをモチーフにつくられたものです。2年前に、まつもと市民芸術館で上演された『ウルファウスト』は50人近い役者さんとつくりあげたアングラ風味の舞台でしたが、サーカス・パフォーマーやミュージシャンが参加した今回の茅野バージョンは、とっても明るく、楽しい作品になっています。


 茅野公演バージョンは、フランスとカンボジアから10名プラス2名の日本人サーカスパフォーマー、ミュージシャンも4名をまねき、そこにベテランから若手までの日本人俳優が加わり、毎日ワークショップを繰り返しながら形つくっていきました。お互いがお互いから影響を受け合った稽古場はとても刺激的だったようです。
 役者もジャグリングなどの技や肉体表現に挑み、サーカスパフォーマーもせりふや演技を披露します。音楽はもちろん生演奏。みんながいろいろな役を取り換えながら、ファウストの物語を紡いでいきます。
 もちろん、さすがサーカス!の見せ場もありましたが、どこまでが演劇、どこまでがサーカス、どこまでが音楽といった境はまるでなく、「みんなで一緒につくった」という表現こそがぴったりの、自由な舞台になっています。『FAUST』という世界観のなかで、すべてが融合されて、串田芸術監督いわく「21世紀のファウスト」が立ち上がってきたのです。

 なかでも、現実に引き戻されたファウスト博士の絶望と、その頭上で空中ブランコを美しくこぐパフォーマーとの感情がシンクロするシーンは絶品でした。こんな感動は演劇だけではつくれるものではありません。串田芸術監督が狙ったのはまさにそういう効果なのだと思います。
 劇場はお客様の笑顔が、バックステージでは出演者たちの笑顔が広がっていました。

 稽古場には舞台スタッフのほか、脚本家の鈴木哲也さん、ドイツ文学者の酒寄進一さんがいるというなんとも贅沢な体制をとり、ああでもないこうでもないと役者陣から出されるアイデアと同時進行で脚本を立ち上げていきました。役者やパフォーマーからの刺激は文芸部のお二人にも届き、台本にいきいきとした鋭気を注ぎ込んだようです。
 こんな試行錯誤する稽古場は東京ではまず作りません。日本中探してもここだけだったんじゃないでしょうか。

 『FAUST in Chino』は、来年の『FAUST』完成版に向けて、とってもたくさんの夢が詰まった種になったんじゃないかと思います。


 公演は本日20日各14時の2回を残すのみ。ぜひ、この新鮮な舞台を楽しんでください。
 そうそう、東京からのあずさは、指定席が満席のようです。おきをつけて。


Posted by まつもと市民芸術館 at 08:00
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この記事へのコメント
まつもと市民芸術館 今井さま

早速の書き込みありがとうございました!!!
無事3日間の公演終了することができました。

合計600名程の方々にご来館頂き、本当に素晴らしい「FAUST2010 in Chino」を皆さんと創ることができました!

鑑賞してくださった方々もかなり感動していて、なかなかお帰りにならなかったのが印象的でした。

また後日様子をアップいたします。

本当にありがとうございました!!!
Posted by 茅野市民館 荻原  at 2010年09月20日 18:35
とてもすばらしかったですねー!
ようやく最終日に観賞することが出来ました。
ブログを拝見しながら「おもしろそう!」と思っていたのですが、予想以上のおもしろさでした。
あのような舞台は初めてでした!観客、出演者、音楽、スタッフが一つになって「ファウスト」を作り上げているという感じがしました。
フランスのパフォーマーの方にもせりふがあって、すべてアドリブ?なんてことを思わせるようにおもしろかったです。
観客の拍手が鳴り止まず、そこから去りがたく、いつまでもその雰囲気を大事にしていたいという気持ちがよく分かりました。

串田監督ありがとうございました。
出演者のみなさまありがとうございました。
スタッフの皆さんありがとうございました。
そして、市民館の皆様有難う御座いました。
また、こんな企画をお願いします。
Posted by わかさん  at 2010年09月21日 00:36
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